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なぜ必ず質屋に金が並んでいるのか|納得の関係性とは?

#純度#金価格

質屋に並ぶ金の魅力やその背景について、あなたはどれほど知っていますか?この記事では、金の価値がどのようにして質屋と結びついているのか、その納得の関係性を探ります。金は古くから価値の象徴とされており、質屋はその流通の重要な役割を果たしていますが、そこには単なる取引以上の意味があります。

金の価値と質屋との関係

昭和の頃の話ですが、保険に入っていない方や住所不定の方、日雇い労働者と言われる方々は、大体喜平ネックレスをしていました。重たいのに2、3本している人もいましたが、それには理由があります。

金が質屋に並ぶ理由

生活が安定していない、銀行口座もない方は、昔必ず太い喜平ネックレスをつけていました。住み込みの現場でも身に着けて盗まれないので都合も良かったのです。もしもの時、例えば怪我や仕事がしばらくない時、この喜平ネックレスを質屋に預けます、必ず買い戻す条件で、純度の怪しい喜平ネックレスでもお金を貸してくれるのが質屋くらいしかなかったからです。大体の人は数カ月に1回は預けに来るのでその人自体信用で金額も融通してくれるようになりました。現代でも喜平ネックレスが怪しいイメージがある理由はここにあります。

純金の半分の価値で取引

喜平ネックレスは、現在でもそうですが、純度が非常に怪しいです、最近純金の喜平ネックレスがネット上等でよく売られています、「ホシエスマーク」というアクセサリーとしては田中貴金属が純度を保証するというとても信頼できる刻印があります。この「ホシエスマーク」純金喜平ネックレスの半額の値段の商品もあります。金の値段はLBMA協会が日々決めていてそれ以外の値段での販売は禁じられていますので、純金の塊とほぼ同じ値段で出していることになり、決してあり得ない値段となっています。

純度保証を個人の信用で行っていた

怪しい喜平ネックレスにはよく造幣局検定マーク「ホールマーク」が打刻されていますが、検定した1商品の純度を証明しただけで、作成した業者の全ての商品の純度を保証するものではありません。仮に純度が違っていても造幣局は損害を補償することはありません。
喜平ネックレスが怪しくても問題なかったのは、質屋が個人一人一人の信用を見極めて買い取っていた文化的背景があったからで、現在でも喜平ネックレスの怪しさ自体は変わっていません。なんでも本物だろうと購入するのはやめましょう。

純金の喜平ネックレス製造は難しい

現在でも、純金で喜平ネックレスを製造するのには高い鋳造技術を要します。田中貴金属など、LBMA認定業者でなければ難しいと言わざるを得ません。ネット上でしか聞いたことのないような業者が「ホールマーク」だけつけて売っていても技術力は担保されていません
買取業者でのアクセサリーの鑑定は、売却が前提ですので、LBMA認定業者が製造したものではない喜平ネックレスをご購入の際は、純度鑑定だけしてくれる施設を調べて、詐欺だった場合の証拠保全に気をつけて購入しましょう。
LBMA認定業者であるか分からない場合で、投資目的であったり有事の際のため資産を身に着けておきたいなど用途が同じであれば、LBMA認定マークが打刻された純金インゴットペンダントトップや、ウィーン金貨のような信頼できる国の保証する金貨ペンダントトップがおすすめです。

この記事の著者

田中 勇

1981年2月生まれ。東京藝大卒業後、銀座のジュエリー工房で彫金師として活動。2013年に「Holy」ブランドを創設し、純金ジュエリーを強化透明樹脂で包み、胸元で浮遊する幻想的なデザインの商品を開発・販売。現在に至る。

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