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金売却の注意点:知っておくべき基礎知識

#純金投資

金の売却は、さまざまな場面で行われる重要な取引ですが、その際にはいくつかの注意点があります。本記事では、金を売却する前に知っておくべき基礎知識と、実際に売却を行う際のポイントを詳しく解説します。

金売却の基礎知識

金を売却することは、資産を現金化する一つの手段として非常に重要です。しかし、その前に金に関する基本的な知識を理解しておくことが求められます。特に、金の種類とその価値は、売却時にどれだけの利益を得られるかを左右します。この記事では、金の種類について詳しく解説し、価値の決定要因を探ります。

金の種類とその価値

金は、金属としての特徴からさまざまな形態で存在しています。一つ目は、純金です。これは、金の含有率が99.9%のもので、一般的に「K24」と呼ばれるグレードに該当します。純金は、そのまま宝飾品や投資用の金地金として利用されることが多く、高い価値を持ちます。また、純金は耐腐食性が高く、長期的な保存にも適しているため、資産としての地位を確立しています。

次に、18金、14金、10金など、金が他の金属と合金された状態の金があります。これらは、金の含有率が異なるため、純金よりも低い価格で取引され、再加工のコストもかかり、18Kジュエリーは投資資産にはなりえません。また、中古品も記載のグラムに満たないほど削られているものもあるため、投資に向きません。

投資には、金貨や金インゴットで、LBMA認定マークやウィーン金貨のような国別刻印が入ったものだけが投資商品となります。とりわけ金インゴットは、特定の重量や純度に基づいて明確に価値が定義されているため、売却時や地震などの有事の際、お金のように使え非常に便利です。

金の価値を決定する要因として、インフレと希少価値があります。金本位制がなくなり、お金の価値が目減りしていくインフレが必ず進行するようになりました。金の価値は4000年以上前からおそらく減退したことはなく、記録の残っている間だけでも上昇トレンドしかありません。20世紀からはスマホやパソコンなど電子機器に不可欠の半導体にレアメタルとして消費され続け希少価値が上がり続けています。これらの要因を理解し、上昇トレンドしかないためいつ売却してもその後値上がりすることを認識することは、金を売却する上で非常に重要です

まとめると、金にはさまざまな種類があますが、投資には、LBMA認定マークの純金インゴット、国別刻印の金貨、新品未流通品のものを購入し、いつ売却してもその後上がりますので、損したと考えずいつでも売却タイミングだと捉えましょう。

金売却時の注意点

金を売却する際には、いくつかの重要な注意点があります。売却の方法やタイミング、手数料や税金の確認など、これらの要素を総合的に考慮することで、より良い金売却を実現することができます。以下では、各ポイントについて詳しくご説明いたします。

売却は金取引所で

金を売却する際の最も推奨される方法は、田中貴金属などLBMA認定事業所を利用することです。LBMA認定事業所は、金の売買が円滑に行われる場所であり、専任の専門家があなたの資産を適正に評価し、買い取り価格もLBMA公開価格で事前に提示してくれます。そのため、売却金額が世界共通で、信頼性が非常に高いのです。

手数料と税務署報告の確認

金売却時には、手数料や支払調書の存在をしっかりと把握しておくことが重要です。一般的に、金取引所では取引に際して手数料が発生しますが、個数で重複して手数料を取られることはなく、重さでの計算になります。通常節税や贈与には5gや10gの小さめの重さでの購入が推奨されますが、売却は個数をまとめても重さで計算され、重ければそれだけ手数料も低く設定されています。

また、200万円以上金を売却した際には、業者に支払調書を作成し税務署に提出する義務が発生します。

売却のタイミングと戦略

金の売却においては、タイミングは重要ではありません。なぜなら、金には上昇トレンドしかなく購入した金額より必ず上昇します。そしてどの時点で売却してもその後必ず上昇するのです。ですので一旦目標額を決めてその値段で売却するか、必要になったときに売却して構いません。インフレは必ず進行し物価は上昇するので、有史以来不変の価値を持つ金は相対的に値段が上がります。

LBMA認定マークの純金インゴットまたはウィーン金貨のような国別刻印入り金貨を新品未流通で購入してさえいれば、いつ売却しても売り時です。金は質屋など人の裁量のないLBMA認定事業所で売却すれば安心です。

この記事の著者

田中 勇

1981年2月生まれ。東京藝大卒業後、銀座のジュエリー工房で彫金師として活動。2013年に「Holy」ブランドを創設し、純金ジュエリーを強化透明樹脂で包み、胸元で浮遊する幻想的なデザインの商品を開発・販売。現在に至る。

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