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金のホールマークが示す信用度の真実とは?

#ホールマーク

金製品を購入する際、ホールマーク(刻印)の存在がその価値や信用性を示す重要な要素であることをご存知でしょうか?本記事では、ホールマークの基本知識からその歴史、役割に至るまで、読み解くべき情報の宝庫です。金の刻印には様々な種類があり、LBMA刻印や国別の刻印、製造者刻印などがあることを解説し、それぞれの特徴や信頼性についても詳しく紹介します。

特に注目すべきは、ホールマークが示す信用度の真実です。本物と偽物を見分けるための具体的なポイントを押さえることで、大切な資産を守るための知識が身につきます。

ホールマークの基本知識

ホールマークは、貴金属の純度を示すための重要な刻印です。この刻印は、一目で製品の品質や信頼性を判断する手助けをし、消費者が安心して購入できるようにしています。ホールマークは、特に宝飾品や銀製品においてその価値を証明する役割を果たしており、その背後には長い歴史と伝統があります。しかし、法による規制がない刻印なので、現在ではジュエリー製品に限り見られるマークとなっています。

日本の国旗にひし形純度の「ホールマーク」とは

日本の「ホールマーク」は、造幣局が品位試験を行い、基準を満たしたものに打刻される純度証明の印です。このホールマークは、金や銀、プラチナ製品の品位を証明する役割を果たします。

ホールマークの歴史と役割

ホールマークの歴史は古代に遡ります。最初の記録は、11世紀のイギリスにさかのぼり、金属製品の質が保証されるために設けられた制度が始まりです。当時は、王室や商工会が製品の質を保障し、消費者を騙すことを防ぐ役割を果たしていました。これにより、ホールマークは正直な商取引を促進し、贋作の流通を防ぐ重要な仕組みとなりました。

金の刻印の種類

金製品の品質保証や信頼性を示すために、さまざまな刻印が使用されています。これらの刻印は、素材の源泉や純度、製造者を示す重要な情報を提供します。ここでは、主な金の刻印の種類について詳しく解説します。

LBMA(London Bullion Market Association)刻印とは

LBMA(London Bullion Market Association)は、世界の金および銀の取引を監督する国際的な団体であり、業界の標準を設定し、貴金属市場の健全な運営を支える重要な役割を果たしています。その日の世界の金価格を決めているのもこの組織です。

LBMAメンバーには、信頼性の高い金製品を提供することが求められ、それを実現するために厳格な基準をクリアする必要があります。LBMAの認証を受けた製品には独自の刻印が付与され、消費者はその製品の品質と信頼性に一定の保証を得ることができます。これらの認証製品は、世界中の貴金属市場で高い評価を受け、再販売時にも溶解検査なしで公証価格にて取引することができます。

LBMAの審査は製品だけでなく会社全体に対して行われ、3年ごとに更新審査が実施されます。この厳しい基準と更新プロセスにより、LBMAは「世界で最も信頼できる純金の証」として広く認知されています。
なおかつ3年に一回更新審査があり基準を維持し続けねばなりません。
田中貴金属はその中でも世界で5つの会社しかいない、LBMAの審査及び認定を行う「公認審査会社」に選ばれています。

製造者刻印とは

製造者刻印は、特定の金製品を製造した企業や職人の独自のマークやロゴです。この刻印は、消費者が製品の出所を確認できる重要な手がかりとなります。製造者刻印は、消費者にとって信頼の証でもあり、高品質の金製品を示す一要素となります。例えば田中貴金属の「ホシエスマーク」のような、会社が発行する製造元である証明です、その会社の信用がそのままマークの信用となります。

国別刻印とは

国別刻印とは、その金製品がどの国で製造されたかを示す刻印です。たとえば、オーストリアの発行するウィーン金貨の刻印があります、造幣局が純度を保証しその国の信用がそのままマークの信頼度になっています。

純度刻印とは

純度刻印は、金の純度を示すもので、通常は金属の含有割合として表示されます。例えば、「999」や「18K」などが一般的で、それぞれ99.9%や75%の純度を意味します。法の後ろ盾はなくあくまでも参考程度の刻印です。

ホールマークが示す信用度の真実

本章では、ホールマークの信頼性、その信用度やどのように偽物と見分けるかというポイントについて詳細に解説します。

ホールマークの信頼性

ホールマークの信頼性は、以下の点に注意が必要です:

  • 検査対象は商品一点のみ
    検査は商品一点で判断し、すべての製品や業者全体の品質を保証するものではありません。
  • 会社が審査対象でなく更新もない
    製品を製造・販売する会社そのものが審査の対象になりません。会社の信頼性を直接評価するものではありません。
    また、ホールマークは一度刻印された時点でその製品のみ品質保証を示しており、刻印後の更新は必要ありません。
  • 純度基準を満たさない場合の対応
    仮に基準に満たない純度の製品が流通していても、法的なペナルティが課されるわけではなく、造幣局が補償を行うこともありません。

ホールマークは一つの信頼材料ではありますが、製品や販売元の信用性を併せて確認することが重要です。

ホールマークの信用度は何番目?

ホールマークの信用度は、純度刻印と同レベルで、例えば純金表記にもかかわらず18金であっても、国の補償や法によって裁かれることはありません。信頼のおける製造者刻印や国別刻印に劣ります。

偽物と本物を見分けるポイント

詐欺を避けるために最も重要なことは、信頼できる店舗を選ぶことです。オンライン取引を行う場合は、LBMA認証マーク、信頼できる製造者刻印、国別刻印のある商品に購入を絞り、できる限りリスクを回避しましょう。

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