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LBMAでの金売却が有利になる知識とは?

#純金投資#金価格

金売却を検討している方々にとって、国際的な金取引の中心地であるLBMA(ロンドン金銀市場協会)についての理解は欠かせません。

LBMAでの金売却が有利になる知識

金は長年にわたり、価値の保存手段や投資資産として親しまれてきました。特に、London Bullion Market Association(LBMA)は、金市場の中心的な存在として知られています。LBMAにおける金取引は、世界中の投資家や商業銀行にとって非常に重要ですが、その仕組みや基本的な知識を理解することが、金売却において有利になるための第一歩です。

LBMAの基本と金市場の仕組み

LBMAは、金と銀の取引に特化した国際的な業界団体であり、1987年に設立されました。この団体は、ロンドンを拠点とし、金市場における取引の標準化や透明性の向上に努めています。LBMAの公式設定価格(ロンドン金定期取引)に基づく取引は、世界中の多くの金融機関や投資家によって基準とされています。

金市場は、物理的な金の取引だけでなく、先物取引やオプション取引でも構成されています。特にLBMAでは、金のスポット価格が重要で、市場での実際の取引価格を反映します。このスポット価格は、需給のバランスや経済・政治的な影響を受けて変動し、特定の時間における金の価値を示します。

また、LBMAは金市場に関する多数の基準やガイドラインを策定しており、これによって市場の健全性や取引の信頼性が確保されています。たとえば、LBMAに登録されている貴金属の精錬業者や流通業者は、厳格な基準を満たす必要があり、これにより市場の透明性と効率性が促進されます。

金売却をより有利に行うためには、まずLBMAの基本を理解し、金市場の動向を的確に把握することが重要です。価格の変動要因を知っておくことで、適切なタイミングでの売却が可能になります。たとえば、経済の不安定要因や中央銀行の金利政策、地政学的リスクなどは、金価格には大きな影響を及ぼすことが知られています。これらの情報を追っておくことで、売却の際により良い条件を引き出すことができるでしょう。

要するに、LBMA認定マークの純金インゴットだけが公証値での売却を保証してくれます。

おすすめの現物純金商品

現物の金を投資目的で購入するときは、いくつかの注意点があります。
まず、18金やジュエリー、中古品は投資に向かないため、LBMA認定マークのついた純金インゴットかウィーン金貨のような国別刻印のついた金貨の新品未流通品がおすすめです。特に中古は表記のグラムに達しない削られたものがあります。さらにペナルティのない造幣局の「ホールマーク」の入った純度詐称のジュエリーで騙されている人が後を絶ちませんのでお気をつけ下さい。金製品に刻印がないか純度表示だけのものは論外ですが、LBMA認定マーク以外の刻印の場合、買取価格の査定に厳しい影響を与えることがあります。LBMA認証マークまたは信頼できる製造者刻印、国別刻印がない金製品は、その純度や出所が不明瞭であるため、貴金属としての価値を認められにくく、買取を拒否される可能性が高まります。したがって、金を購入する際には、刻印の有無やその種類を確認することが大変重要です。特に、長期的な投資を考えている場合には、この点を十分に理解し、注意を払う必要があります。いざ換金しようとして偽物だったでは目も当てられません。

金は古代より「価値の貯蔵手段」として重視されてきました。金は地球上で総量がこれから採掘される分を含め算出され価格に反映されています、お金が刷られ金余りが発生しお金の価値が下がることがインフレで、インフレは必ず進みます。金は総量が決まっていて、それ自体が価値を持っているのでインフレでお金の価値が下がると、相対的に価値が不変の金価格が上昇することになります。
さらに、レアメタルとして携帯やPCなど電子機器に欠かせない半導体に金は消費されています、これにより希少価値が上がり、金価格を上昇させる要因となっています。事実として、金には上昇トレンドしかないという歴史的事実があります。

インフレーションは、通貨の価値が下がり、物価が上昇する現象を指し、インフレは必ず進む特性があります。歴史的に、インフレーションが高まると金価格が上昇します。これは、金が不変的な価値を持ち続けている資産であり、通貨の価値が下がると金価格が相対的に上昇するからです。例えば、1980年代初頭や2000年代初頭には、インフレーションが高水準に達し、株価や為替が大暴落する中、金価格は急騰しました。投資家はインフレーションヘッジとして金に資金を移動させ、金の需要が高まるのです。また、金は通貨への信任が揺らいだ際の「避難先」とされ、経済的不安や危機の際に金が求められる傾向が強まります。このように、インフレーションと金価格の関連性は、金が持つ価値の不変性から来ているといえます。インフレーションが進行すると、お金の価値が減少し、物の価格が上昇します。これに対して、金は物価が上昇した際にもその価値を保つことができるため、インフレーション対策として非常に有効です。例えば、過去のデータを参照すると、1970年代のアメリカではインフレーションが急上昇した際に金の価格も大きく上昇しました。これは、投資家が金を安全な資産として選択した結果であり、金がインフレーションに対する自然な防衛手段であることを示しています。純金インゴットや純金コインを所有することで、資産価値の減少を防ぎ、長期的な資産の安定を図ることが可能です。

金の価値は、経済や文化に左右される一方で、上昇トレンドしか存在しないという事実があります。古代エジプトから現代に至るまで、金は常に投資対象としての魅力を失うことはありませんでした。アメリカドルやユーロの価値に対しても金は自らの価値を保持し続け、インフレの影響を受けてもその価値は損なわれていません。記録が残っている間だけを見ても上昇トレンドとなっており、4500年前からの記録がもしあれば、やはり上昇トレンドだけでしょう。このため、金を保有することは投資家にとってリスクなくインフレから守る手段となっています。金が存在する限り、金は古代から続くその価値を保ち続けることでしょう。
地震や戦争など有事の際は手元に純金がなければ、スマホが使えず出金自体できなくなります。必要なときに引き出せなければ、ないのと同じです。現物の純金備蓄は手元に現物の金があるので、金貨や小判がそうであったように、貨幣のように使うことも容易にできます。腕時計や着物などは物々交換に向きませんが、金は誰でも共通した価値を理解しているので、1食分、米10キロなど、金と容易に交換することが可能です。
令和の今も食糧難が来たと備蓄が求められていますが、日本の住宅事情では缶詰やレトルトや米や乾麺など何万食分も収納するのは無理があります、お金では今の何百倍にも上がるであろう物価に対して紙切れ同然でしょう。よく映画でもそのようなとき金が用いられるのを見かけます、希少価値と有史以来変わらない価値を持つ金が、有事の際には小判や金貨同様威力を発揮します。

この記事の著者

田中 勇

1981年2月生まれ。東京藝大卒業後、銀座のジュエリー工房で彫金師として活動。2013年に「Holy」ブランドを創設し、純金ジュエリーを強化透明樹脂で包み、胸元で浮遊する幻想的なデザインの商品を開発・販売。現在に至る。

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